◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
「先生だって、普通の男だぞ?普通で当たり前だろ。」
「へへ。ですよねぇ。何か先生は、先生っていうか…ちょっと特別なイメージ持っちゃって。」
それって、教師は教師。恋愛対象にはならないってことか?
何故かちょっとショック。。
「…沖田ぁ、何か夏休み、変わったことでもあったのか?」
俺は、視線は前に向けたまま…限りなく自然体…いや教師っぽく、聞いた。
前を見てても、沖田が俺の方を見ているのが何となく分かった。
「あったといえば、ありました?」
何とも、曖昧で優柔不断な答えだ…。
ここで、もっと突っ込んで聞いてもいいのか…?
どんなことがあったのかって…。。
「沖っ…
「あ、先生!そこ右!」
「え…お、おぅ。」
思い切って、口に出した途端…沖田の道案内に遮られた。
何つー、タイミングの悪さ…。。