◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
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夏休みも近くなったある日のこと…
当番だったため、放課後の学校の見回りをしていた。
あ、教室に日誌忘れた。。
ま、いいや。見回りついでに取りに行ってチェックしてしまおう。
俺はそう思い、1組の教室に向かった。
廊下を歩いていると、遠くで剣道部の竹刀を打ち込む音がしていた。
青春だよなぁ…懐かしい。
俺も遅くまで、グラウンドで馬鹿みたいにサッカーボールを追っかけてたな。
ちょっと懐かしい気持ちに浸りながら、少し軋む廊下を歩いた。