COLORS【紫】パープルA
あの夏のメモリー
早速私たちは彼の足取りを追うために彼女の部屋を後にした。
ここからが『パープルA』の実力の見せ所っ!!
「これからどうする?」
「もち!!彼を見つけ出すまでよ!!」
「同感」
さっきの盗聴器も踏みつぶして壊しちゃったから、あちらさんも異変には気付いて焦っているとは思うんだけど。
「まずはやるべきことはやっておきましょ」
マンション一階の管理人室に立ち寄り防犯カメラを見せてもらうことにした。
「えっと……昨日の午後八時半頃ね」
警視庁の翠ちゃんの名前と『パープルA』の名を名乗ったら快く防犯カメラの映像を見せてくれることになった。(翠ちゃんとは翠川警部のこと)
画面に釘付けになる私たち。
女性、男性、若い人からお年寄り、子供までいろんな人が映っている。
録画の場所は一階のエレベーター前、誰もが必ず通る所。
「廉!!あれ!」
そうあのヒマワリの鉢植えを片手に持った男が映っていた。
他の住人がロック解除したとこに、そのまま一緒に入るという手口。
自動改札を抜ける時に前の人に上手くくっついて逃げるような。
帽子を深くかぶっており顔まではよく確認できない。画像も決していいと言えるものではなかった。
「ああ……この人ならよく見ますよ、いつも同じ帽子を被っているで分かります」
よく……?
「一ヶ月くらい前からかなぁ~マンションの周りを掃除したりしていると会うのよ」
「何か特徴とか分かりませんか?小さいことでもいいので!!」
「特徴ねぇ~」
管理人のおばさんは一生懸命思い出してくれているのか、暫く頭を抱えていた。
ここからが『パープルA』の実力の見せ所っ!!
「これからどうする?」
「もち!!彼を見つけ出すまでよ!!」
「同感」
さっきの盗聴器も踏みつぶして壊しちゃったから、あちらさんも異変には気付いて焦っているとは思うんだけど。
「まずはやるべきことはやっておきましょ」
マンション一階の管理人室に立ち寄り防犯カメラを見せてもらうことにした。
「えっと……昨日の午後八時半頃ね」
警視庁の翠ちゃんの名前と『パープルA』の名を名乗ったら快く防犯カメラの映像を見せてくれることになった。(翠ちゃんとは翠川警部のこと)
画面に釘付けになる私たち。
女性、男性、若い人からお年寄り、子供までいろんな人が映っている。
録画の場所は一階のエレベーター前、誰もが必ず通る所。
「廉!!あれ!」
そうあのヒマワリの鉢植えを片手に持った男が映っていた。
他の住人がロック解除したとこに、そのまま一緒に入るという手口。
自動改札を抜ける時に前の人に上手くくっついて逃げるような。
帽子を深くかぶっており顔まではよく確認できない。画像も決していいと言えるものではなかった。
「ああ……この人ならよく見ますよ、いつも同じ帽子を被っているで分かります」
よく……?
「一ヶ月くらい前からかなぁ~マンションの周りを掃除したりしていると会うのよ」
「何か特徴とか分かりませんか?小さいことでもいいので!!」
「特徴ねぇ~」
管理人のおばさんは一生懸命思い出してくれているのか、暫く頭を抱えていた。