遊女と経営者の恋愛事情
「……だろうな」
「…あんな、いい女になるなんて思ってなかった」
「……そうか」
……何?
どういう事?
私の事…知ってるの……?
「……俺…惜しい事したな……あん時、アイツと別れなきゃよかった…」
「……今更、遅ぇよ」
何がどうなってるの…?
惜しい事したなって何?!
別れなきゃよかったって…。
付き合ってたって事…?
―――バンッ―――
気が付いたら私は
勢いよく龍也さんの部屋に入ってた。