遊女と経営者の恋愛事情

「まあ、せいぜい頑張って。No.1は渡さないから」


ニコッと微笑むとリビングを後にする。


あれ?今日は嫌味な事言われなかった。
もっと何か言われるかと思ったけど…。


亜美さんは…龍也さんが好きなのかな?
なんとなくだけど女の勘が働く。


まあ…私には関係ないけど…。
私を巻き込まないで欲しいよ…。


何か腑に落ちない様な蟠りがある中で
私はリビングでお茶を飲むと自室へと戻り、昼に向けて用意をした。


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