遊女と経営者の恋愛事情
「……そうか。なら、すぐ客を回してやる。客室へ行きスタンバイしておけ」
私から視線を反らして背を向けると
今日の来客リストらしきノートを見てる。
「……お願いします」
私は部屋を後にして一階にある
大きな扉を開き待機室へ入って行く。
「あら。本当に来たのね。今日から、あなたも私達の仲間ね。宜しく」
亜美さんがソファに座り脚を組んで煙草を吸っている。
「……宜しくお願いします」
本当は…今、よく分からない気分…。
何でかな……心が動揺してる……。