遊女と経営者の恋愛事情

「初めまして。彩と申します」


部屋へ入ると、そのお客様は直ぐさま私の隣りへと来ると
鞄から縄を取り出して私の両手首を後ろで括る。


「え?あ、あのっ。お客様?私、縛られるのは好きじゃないんです…」


「うるさいな。遊女って好きにさせてくれるんじゃないの?こっちは高い金払ってんだ。これぐらいいいだろ?」


私を括りつけた後ベッドへと突き飛ばされ、ビリッと服を豪快に破られる。


「やっ、やめて下さいっ」


何このお客様?!
こんな人は初めて。


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