遊女と経営者の恋愛事情

私…この人が好きなのかな…。
煙草を吸う仕草を見るだけで胸が高鳴る。


口は悪くて冷たそうな視線で…。
だけど…肝心な時はすごく安心感を与えてくれて…。


さっき助けに来てくれた時だって
龍也さんの姿を見た途端ほっとした。
助かるんだって…心から思えたんだよ。







だけど…。


私は……遊女…。


この想いを伝える事は出来ない…。


それくらい…。


私にだって、わかる。


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