遊女と経営者の恋愛事情
「ん?どうした?」
「へ?!な、何でもないよ」
「…つか。お前ってさ…何でも馬鹿正直に顔にでんのな」
悪戯に笑いながらソファへ腰を下ろすと
私へと視線を向けて見つめる。
「…そ、そんな事ないよ。ってゆうか…馬鹿にしないで」
私はベッドのシーツから体を起き上がらせ
まっさきに服と髪を整えてドアへと向かう。
「馬鹿になんざしてねーよ。リビングに飯おいてるから適当に食べろよ」
「……あ、ありがとう」
そそくさと龍也さんの部屋を後にして
さっそくリビングへと向かった。