遊女と経営者の恋愛事情

お客様は早速私へ覆いかぶさり
体中をまさぐって行く。


その間中も私ゎ天井を見上げたり
時折横を向いて感じている演技をしたり。


ふとした瞬間に快楽が押し寄せるも
絶頂に達する事はなく
最後は演技をして達した振りをした…。


これも全て遊女としての仕事の為。
お客様様に満足して頂く為。


胸が痛む事もあるけど…でも…。
お客様にさへ気付かれなければ大丈夫…。


お客様を玄関へとお見送りをした後
浴室へ向かおうとした矢先
体中に電気が走り
ドクンと心臓が強く脈打ち
私は小走りでお手洗いへと駆け込んだ。


< 175 / 236 >

この作品をシェア

pagetop