遊女と経営者の恋愛事情
「あ、あの……。二人きりじゃないですよね…?」
「当たり前だ。二人の方がよかったか?」
悪戯に笑い私をチラッと見る人。
ま、まさかっ。
そんな訳ないでしょーがっ。
「そ、そう言う意味じゃありません」
階段を上がると一番奥の扉を開き
中へ入ると部屋の扉が五つある廊下を歩いて行く。
「ここが、あんたの部屋だ」
一番奥に突きあたる扉の一つ前のドアを開き中へ入ると
そこにはダブルベッドやドレッサーが有り、洋風な部屋になっていた。