遊女と経営者の恋愛事情
「隣りが俺の部屋になってるからな。何かある時は部屋に来い」
「…わかりました」
男はスーツケースを部屋に置くと
屋敷の中を案内すると部屋を出たので
私は後を追った。
「あんた馬鹿みてぇだから一日じゃ覚えきれねーだろうな」
「なっ。し、失礼ねっ!!馬鹿じゃないですっ」
「標準語と敬語が混ざってる時点で馬鹿だろーが」
「……そ、それは…つい…」
「俺は敬語使われるのは好きじゃねぇけど…まあ…あんたの好きに話しな」
いくつか部屋を案内された後
私はふと…ある部屋が気になり脚を止めた。