遊女と経営者の恋愛事情
「…冗談だバーカ。あんたのその頭で世の中通用するわけねーだろ」
「…なっ…ま、まだ言うんですか?!私は頭悪くないってば!!失礼な人なんだから!!」
「ハハハ。やっと本性出したな。もっと、言いたい事言えよ。腹ん中で抱え込むんじゃねーよ」
な、何急に?
そんな笑い方されたら調子狂っちゃうじゃないッ。
「…か、からかわないで下さいっ!!」
私は無理矢理、男の膝から降りて
またしてもソファへと座り直した。