遊女と経営者の恋愛事情
No.1遊女との睨み合い
朝目が覚めると男はソファで規則正しい寝息を立てながら眠っていた。
もうすっかり身体が軽くなっていて熱っぽさもないから
起き上がり男の身体へとベッドのシーツを掛けて、私はリビングへと向かった。
昨日は体調悪いにも関わらず
ぐっすり眠ったなぁ…。
やっぱり誰かが傍に居るのと居ないとじゃ、全然違うんだね。
私も…いい歳して子供みたい…。
リビングからキッチンへ入ると
冷蔵庫を開いて中を覗く。