遊女と経営者の恋愛事情
「…あなた…見かけない顔ね。……あ〜。昨日、龍ちゃんが迎えに行った子ね?」
子って何…?
何か見下されてない?
まあ…確かにこの人よりは年下だろうけど
何か言い方が…嫌な感じ…。
「はい。これから宜しくお願いします」
「昨日はどうだったの?お客様を喜ばせる事は出来たかしら?」
リビングのソファへ座ると
テレビを付けて私に背を向けたまま問い掛ける。
「…昨日はまだ仕事してませんけど……まだ客の前には出せないらしいです…」
女の人は振り返ると
驚いた顔をして私を見つめた。