遊女と経営者の恋愛事情

「龍ちゃん…あなたをお客様の前に出すつもりはないらしいわよ」


「…………え…」


今…何て言ったの…?
それって……遊女として…働けないって事…?


「その様子じゃ知らなかったみたいね。ここで働かせるつもり何てないらしいわ」


「………そんな…じゃあ、どうして私はここに来たの」


「さぁ〜。家政婦にでも、するんじゃないかしら?」


クスクスと笑いながら私を見る女性。


家政婦?
でも、あの人は身の回りの世話はしないって言ってたよね…?


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