隣人~SideStory~
―輝―
「「隣り同士になれて良かった」」
オレと琉羽は同時に同じコトを言い合っていた
それがすごく可笑しくて顔を見合わせながらオレ達は笑い合った
琉羽は繋いでいた手を離し車へ乗り込んで行った
手が冷たくなっていく
「じゃぁね」
その言葉を残し琉羽の乗った車は発車した…
遠くなって行く車を見ながらどんどん溢れてくる感情
こんなんじゃダムだ……このままじゃ…もぅ絶対琉羽に会えない気がする!!!!!
そぅ思った瞬間…
オレは走り出した