俺様は姫にゾッコン
「莉々・・」
目を覚ました・・。
流也がぁ・・
「遅いわよ起きるのぉ・・心配したじゃないぃあたしに心配かけんな」
「起きていきなりそれかよ」
「でも良かったぁ・・」
あたしの頬には
うっすら涙が・・
次第に
止まらないほどの
大粒の涙が・・
「ふぇ・・・ぇん・・ょ・・かった良かったょぉ・・」
涙が止まらない・・
「もう怖かったんだから・・死んじゃうんじゃないかって」
そう・・
不安で不安で
「不安であたしも死んじゃおうかとも思ったんだから」
そう言うと
「ごめんな・・でも俺が莉々を置いて死ぬはずがねーだろ?」
そう言って
頭をなでてくれる。
「もうッ・・」
「ばかッ」
そう言って
そっぽを向いた。