俺様は姫にゾッコン
あたし達はパパの書斎を出た。


そして今はあたしの部屋




「ごめんな。勝手に決めて」


そうだよ・・


「勝手に決めないでよ!!明後日から流也と一緒にいれないなんて莉々嫌だよ・・。流也はいつもあたしの横に居ればいいの!!」



「でもな莉々、俺お父さんに認められたいんだ・・。ケイヤは認められたのに悔しいし俺、挑戦したいんだ。どれくらいの実力か・・。ちゃんとメールもするし電話もする。ダメか?」


そんな事言われたら


いくら莉々でも我儘言えないじゃない・・


行かないで・・


行かないで・・


そう思うけど・・



でもパパにもちゃんと認めてほしい。





「分った。莉々我慢する。」



「ごめんな・・」



そういいながら流也はあたしを抱きしめた。




あたしは、必死に赤い顔を隠した。




「何、隠してんだよ。こっち見ろよ」



あたしは、そっと上を向く





上を向いた瞬間




口に温かいものが・・・




キス?





キスしてる?






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