15×25 ~One five Two five~
水を流す音がして
ドアが開く。
「かしてってゆったじゃん!
はあー、ちっさい野郎だね。
あんた、モテないでしょ」
見た目は20歳そこそこ。
だけど制服を着ていたから
高校生だろうか・・・。
意味不明なやつに意味不明なことをゆわれた俺は
大人気なく反撃をした。
「はあ?てめーこそモテねえだろ?
その濃い化粧と意図が見えない髪型!
親の顔が見てみたい――――」
そう言った瞬間、
彼女の顔が曇るのが分かった。