愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~
「金髪の分際でッ!?ていうか今ぶっちゃけ話し方とかまったく関係なk…「文句あんの?」スミマセンデシタッ!」
黄金井の何気に的を射ている意見も真っ黒な笑顔の悪魔(赤松)によって一刀両断。
あれ?何か俺もビビリキャラみたいになってきてない?とか何とか言っている黄金井は放置プレイである。既に相手にされていない。さすがミスターフリーダム。
「ま~とにかくよかったじゃん☆…和花にはまだ手出してないんでしょ?これを機会においしく頂いちゃいなよ~!」
「はぁ!?もしかしてまだ何もしてないのかよ!?」
「いつも即効ヤって当たり前のように捨ててその子が泣きついてきても「誰だお前」とか言って何十…いや何百人の女の子達を泣かせてきたあの最低無自覚タラシ男の魔王が!?」
「青も黄金もその言い方はまずいだろ(苦笑)」
「………手、出さないのはあいつだから?」
「殺されてぇのかてめぇら」
赤松、青柳、黄金井、桃園、緑野に散々なことを言われ額に血管を浮き上がらせながらも、やっぱりどこか嬉しそうに携帯を取り返す龍雅。
そのまま龍雅のその容姿ゆえの過去の女絡みの伝説で盛り上がる4人を尻目に、赤松が小さな声で笑った。