愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~


「なるほどねー。それであんた今日はいつも以上におかしいのか」


「そうなんですよ~だってその挙句に携帯奪われて、アドレスとケー番赤外線でピピッ☆

これで本当に逃げられなく…って凛ちゃん!?何故その事を知って…!?」


「残念だけど全部声に出てたわよ、【…もわわわ~ん(回想)】のとこから」


「効果音まで!?てかほぼ全部じゃん!恥ずっ!!!」


何やってんの私!いや、これはもしかしたらチャンスなのかも…


皆の憧れ、お優しい斉藤凛様!!


彼女なら哀れな私を救って下さるのでは…!?


「凛ちゃん!一生のお願「嫌」…えぇええまだ言ってもいないのに!?」


相変わらずクールビューティーな凛ちゃん。


今はその冷たさがちょっぴり恨めしいです。


「あんたの考えることなんて大体想像つくわよ。

どうせ「お願いします凛様!どうか哀れな私をお助け下さい!」とでも言おうと思ってたんでしょうが」


…見透かされてるぅぅうううう!!


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