愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~


「へぇ、愛されてるじゃない」


「そうもうラブラブでぇ~!ってなんでやねんッ!!」


「ナイスノリツッコミ」


「ありがとう☆っじゃなくて!今のどこに愛されてる要素が!?」


「だって毎朝お出迎えでしょ?あの魔王が!?あいつ毎日遅刻早退サボり当たり前だったらしいわよ。

それがあんたを学校まで送るためだけにそんな早くから起きてるんだから!

もしかしたらあんたが好きだっていうのもあながち嘘じゃないかもね」


不敵に笑う凛ちゃん。


ちょ、やめてぇぇぇえええ!!!


「ないないないない!あれだよ!

きっとあの御方は自分が人間離れし過ぎて超平凡超人間的な私が珍しくて気になってしまっただけで!

今に「あれ?なんで俺こんなへんちくりんと付き合ってんのヤバクね?ありえなくね?」って目を覚ますに決まっている!!」


「ふ~んどうだかね~」


凛ちゃん何にやにやしてんの噂のにやにや症候群ですか!?(?)


いつものクールビューティーな貴方様はどこへ!?


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