愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~
「あ、あああの…私ちょ~っと急用が…」
ここに来てやっとの急用作戦。
これで諦めてくれる…はず!
やばい今日の私超冴えてるじゃん!天才!?
(間違っても天才ではないよ)
…だけどやっぱり現実、そう簡単には行かないもので。
「あぁ゛?」
「何でもないですスミマセン!!」
青メッシュの不機嫌そうな一声によって光速で打ち砕かれた私の作戦。
…恐恐恐ッ!!!
何故この不良という人種は【あ】に【゛】をつけるんですかッ(泣)!恐さ倍増だよ!絶対脅し入ってる!!
…そんなくだらないことを考えている間に、いつの間にか青メッシュが近づいて来ていて。
「てめぇに拒否権はねえんだよ」
ガンッ!!
「…………ッ!」