愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~


………って。


「ぅっぎゃぁ゛ぁああああああぁあああああああああああああッ!?!?」


「えーもうちょい色っぽい声出そうよ和花」


「いや、つーか反応遅くね?」


「…遅い」


「うわぁ赤松っち何しちゃってんのッ!」


「やばいだろ!魔王にばれたら大変な事に!」


私の断末魔の叫び?の後、口々好き勝手なことを言うメンチ切るんジャーの皆さん。



…いやいやいやいやそんなことより、


今私ちょ、ななな舐め舐め舐め舐め舐め…舐めRA・RE・TAAAAAAAAA!!(混乱)


そして既にか~な~り~パニック状態に陥っている私のもとに、何と更なる災難が。


 バァァァアアアアアンッ!!


…そんな轟音と共に開く扉。


あれれ~偶然かな?私いつもこんな風に登場する人知ってるぞッ☆(壊れた)


まさか…いやいやいやそんなはずはない。だってあの御方がこんな所にいらっしゃるはずがないし、今日は遅くなるって言ってたし、第一私の居場所なんて分かるはずが…


そんな長い現実逃避をしながらも、恐る恐る私から見てレッドさんの後ろに存在する扉を見る。


…いや、この時本当は見なきゃよかったんだ。


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