愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~
もしかしてこの人…
超絶不器用人間………?
というか、もしそうなんだとしたら…
「ぁ、あの、もしかして…い、今までずっと一緒にいたのも、
わ、私が他の不良の方に襲われないように…ですか?」
ふと浮かんだ疑問を恐る恐る問いかけると、魔王様は頷きながら答える。
「ああ、俺はそんなつもりねえけど…いつのまにかチームの頭やってると思われてるしな。
俺に敵意持ってる奴等がお前に手ぇ出すかもしれなかったから」
「…え?チームの頭って…違うんですか!?だって裏でトップに立ってるって…ッ!」
…って。
しまったぁぁああああ!!
あぁあああつい思った事が口からポロッ☆っと!!
だってヤバイヤバイヤバイヤバイよ!?
魔王様がすっごい怪訝な顔してこっちを見ていらっしゃる!!