愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~


「えーっと、あれ?じゃぁ…レッドさんとはどんな関係なんですか?

あれは憧れてるって感じではありませんでしたよね?」


私がまた出てきた疑問を口にすると、魔王様はまた怪訝な顔をした。


「レッドさん…?」


「あっすみませんっ!!赤松さんのことです!!

私みたいな凡人が勝手に変なあだ名つけてしまって申し訳ありませんっ!!」


私が慌てて謝ると、相変わらず恐ろしい黒いオーラを放つ魔王様が、更に不機嫌になった気がした。


「…チッあんな奴好きに呼べばいい。あいつとは腐れ縁だ。

悪い奴ではねえが…何企んでるかわかんねえからあんまり関わんじゃねえぞ」


そう私に低い声で命令した後、「くっそあの野郎和花に手ぇ出しやがって和花がいたからあそこで止めてやったが次会った時はぶっ殺…」


とか何とかブツブツ言ってるのは聞こえなかった事にしておこう、


冗談抜きで命の危険を感じる。


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