愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~


「…ぅ、あ……////」


▼魔王は素敵☆スマイルを使った。


村人Aに1000のダメージッ!!


なんてゲームのやりすぎが窺えるようなことを考えながら、


それ以上見ていられなくて思いっきり顔を逸らす。


…っていうか今気づいたけどこの体制も何気凄いよね、さっきまで平然と話していた自分が信ジラレナァァアアアイッ!!


「どうした?」


私の様子に気づいた魔王様が口に綺麗な弧を描いて聞いてくる。


うわぁああ絶対この人私が照れてるの分かってて聞いてるよ、だって凄いニヤニヤしてるもんいやそのちょっと意地悪な笑顔ですらキマってるんだけどね…って違ぁああうッ!!


「…ふ、普通には、話せてたのはそそその場のノ、ノリ?といいますか…」


「…またどもってるし。

しょうがねえ、少しずつ慣らしていくか」


…いや、慣れるとか普通に不可能に近いと思う、というか出来れば慣れたくないです。


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