愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~


否!もちろん答えはNOだろうッ!!



…なぁんだ、だったら一安心。


大体よく考えれば、あのメールは明らかに私からだとは到底考えられない。


だって何だあの内容!?


私はメールに可愛らしく♥マークを付けるようなキャラじゃない!


普段友達へのメールにだってそんなものは付けないのに、


あんなやっと最近どもりながらも会話が出来るようになったようなった相手なんかにそんな物送れるはずがないのだ。


だってわたくしチキンですものッ!オーホッホッホッ(壊)!!


…やばい、ちょっと凛ちゃんの女王様気質が伝染してきた。



まあとにかく、あの魔王様のことだ。


きっと何か魔力的なアレであのメールは私からではないと察知するに違いない。(お前は龍雅を何だと思ってるんだ)(魔王だと思ってるんだよ、馬鹿だから)


もし私からだと信じ込むようなら、あの御方は相当な馬鹿だ!(お前にだけは言われたくねぇよ)


うるさい( )の中の人ッ!!とか一人で馬鹿なことをやっていたら、今は私の手に戻ってきたマイ携帯が受信を告げる。


 メールがきたような気がしなくもな~い♪


「…あんたまだソレ変えてなかったの?キモイんだけど」


凛ちゃんの-10000度の視線を無視して携帯を開く。


いや、そろそろさすがに変えようかなぁとは思ってたんだけどね、何か作者がぶっちゃけネタ考えんのめんどくs(殴ッ!!!)


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