愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~


「りりりりりりりり凛ちゃんッ!!ちょ、コレどうしてくれんのッ!?」


「ドモるなウザイ。ほらね?あの(あんたにベタ惚れの)魔王があんたからのデートの誘いを断るわけがないのよ」


「デ、デート!?いや断ってはいないけど!!【わかった】って一言じゃん!!コレ怒ってんじゃないの!?魔王様お怒りじゃないの!?」


「はあ?ギャーギャーうるさいわね。よしッ!そうと決まったら準備しなきゃ!あんた明日あいてる?「あいてな…」あいてるわよね?」



…脅された――――ッ!!!


凛ちゃん笑顔が黒いです、というか貴方様の全身からどす黒いオーラが大放出しています!!


「…あ、あいてます」


…いや、だってもうこう答えるしかなくね?


「じゃ、明日服とメイク道具買いに行くわよ!あんたどうせ持ってないでしょ?」


「ハイ!?何故そんなことに!!」



…こうして、何故か妙にハイテンションな凛ちゃんによって夏休みデート計画は開始されたのである。


何か当事者の私を置き去りに話がどこまでも進んじゃってるんですけど…(泣)!!


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