愛しの魔王様!!~最強ヤンキーボーイvs最弱チキンガール~
ところ変わって北高屋上…
「おっはー!魔王が久々に学校来てるって聞いたんだけどマジ!?」
「うっせぇ黄金井。【おっはー】古いっつーの!それに今は放課後だ」
「お!黄金に青!…お前等いつも遅れてくるよな」
「…………。」
「あはは☆おかえり二人共~龍は来てるよ!ここにいる~てかUNOやらね?」
「………チッ(ウルセェ)」
…そこには何とも個性的なメンバーが集まっていた。
数々の悪行を成してきた北高生徒諸君さえ怯える最強の6人、
和花が不良戦隊☆メンチ切るんジャーと(勝手に)名付けたチーム【色(シキ)】の5人と、我等が恐怖の大魔王、虎谷龍雅その人である。
「わーマジだ!会うの久しぶりじゃね!?元気してたッ!?」
「いや、最近は和花のお迎えあるから学校には来てるよね~?俺達とはなかなか会えないけど~」
「………(会えねえんじゃなくて会わねえんだよ)」
だがその場に漂う空気はほのぼのとしたものである。会話に刺々しさなど欠片もない。
一人ははしゃぎ回り、一人は煙草をふかし(※未成年)、二人はUNOをし←(二人で)、一人は空を眺め、一人は起きてさえいない。
…本当にこんなんがトップ張ってていいのか北高。