百地外伝~夢と希望
「君が夢子ちゃん?
君の詩、読ませて貰ったよ。
うん、なかなかいい。
広がりが未来へ続くようで、なかなかいいよ」
「あ、ありがとうございます」
「先生、僕の小説も読んで頂けましたか?」
「嗚呼、ユタ君?
君の小説も、発想はなかなかいい。
文章力は、まぁ、そのうち付いてくるものだから……」
「……」
ユタ、発想はいいって、良かったじゃん。
「兎に角、合宿、頑張ろうね!」
紫苑先輩が目を泳がせながらユタに声をかけた。