この想いを君に…2
午後10時を過ぎてむっちゃんは部屋にやって来た。

「じゃあ…頑張って」

それと同時に祥太郎はそう言って出ていったけど…

あいつの顔、にやけ過ぎ…



「…話って?」

むっちゃんは少しふて腐れてベッドの上に座った。

「…真剣に聞いてくれる?」

俺は大きく息を吸った。

むっちゃんの顔も真剣になる。



「今年の最終戦が終わったら、俺は大阪に帰るよ」
< 142 / 177 >

この作品をシェア

pagetop