この想いを君に…2
「…しばらく遠距離になるけど。
許してほしい」



むっちゃんの目から大粒の涙がこぼれ落ちた。



俺はむっちゃんを抱き寄せる。



「まだ、言うのは先にしようって思っていたけど」

腕の中で泣くむっちゃんに囁く。

「高校卒業したら…
大阪に来てくれへん?」

むっちゃんは泣きながら顔を上げる。

俺はむっちゃんの頬に伝う涙を拭く。

「むっちゃんと一緒やったら、嫌な事にも向かう事が出来る気がする。
高校を卒業したら、俺と結婚して欲しい」
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