この想いを君に…2
6.二次元大好きっ子
「門真さん」
あたしはいつものように屋上でお弁当を食べていた。
4月下旬。
今だにクラスでは友達ができない。
どうやら。
ママも拓海くんも。
そういう所があったらしくて。
両方の悪い所に似てしまったらしい。
「先生…」
担任の堺先生がいつも様子を見に来てくれる。
「一人で寂しくない?」
あたしは頷く。
もう、慣れちゃったから。
悠斗を誘うにしても。
リコや国分くんにしても。
それぞれクラスの友達がいるからお昼一緒に…なんて言えないし。
「確かに今のクラスの子達は合わないかもね…」
先生もため息をつく。
度々、先生から声を掛けられるあたしを見てクラスの子はひいきだ、なんて言う子もいる。
確かに拓海くんやママのおかげで先生が目をかけてくれるんだけど…
…そんな風にしか物事を捕らえられない子とはとてもじゃないけど付き合えない、あたし。
あたしはいつものように屋上でお弁当を食べていた。
4月下旬。
今だにクラスでは友達ができない。
どうやら。
ママも拓海くんも。
そういう所があったらしくて。
両方の悪い所に似てしまったらしい。
「先生…」
担任の堺先生がいつも様子を見に来てくれる。
「一人で寂しくない?」
あたしは頷く。
もう、慣れちゃったから。
悠斗を誘うにしても。
リコや国分くんにしても。
それぞれクラスの友達がいるからお昼一緒に…なんて言えないし。
「確かに今のクラスの子達は合わないかもね…」
先生もため息をつく。
度々、先生から声を掛けられるあたしを見てクラスの子はひいきだ、なんて言う子もいる。
確かに拓海くんやママのおかげで先生が目をかけてくれるんだけど…
…そんな風にしか物事を捕らえられない子とはとてもじゃないけど付き合えない、あたし。