初彼 -ハツカレ-
「ちょっ…本当に逃げていい…??」
「1人で行ったらもっと怖くない?」
「っ…」
飛希のその言葉に彩貴は青ざめた。
恐かったら
檜野くんの所に行けばいいのに♪
「…………岩本…??」
檜野くんが彩貴の顔を下から
覗いていて心配している。
「…………神田、
岩本、本当に泣きそうだから出すな」
そぅ言って檜野くんは
彩貴の手を引いてどこかに行った。
「「(おっ♪ いい感じ!??)」」
頑張れ彩貴ぃ~~っ!!!
彩貴と檜野くんが抜けた後にも
恐い話は続行して、
最後まで話した。
彩貴の他にも信じていて
泣き出しそうなほど、
恐い話だった。
確かにこの話は恐かった。