初彼 -ハツカレ-
「いつから??」
「県大会から。」
まさしく『けろり』って感じに言う木場先輩
隣にいる飛希は恥ずかしそうに
あたしを使って隠れてる。
「何て告ったの?」
「言えるかッッ///」
そんなに恥ずかしい事言ったんだ…(笑)
「つーか…///」
「ゎっ///」
飛希は木場先輩に
腕を引かれて隣にこせられた。
「今言っとくけど、
1・2年、ついでに3年も!!
俺が卒業してから
中川にちょっかい出さないよーに!!」
っと言って飛希は
めちゃくちゃ赤くなっていて
本当にかわいかった。
「じゃぁ小泉は?」
「ぇっ…!?」
「もしかして優哉と付き合ってたりして♪」
部長が見てる。
みんなが見てる。
『そんな事無いですよ』
って言わないといけないのに、
『付き合ってます。』
って言いたい。
隠したくない。
でも―――…
「違いますよ。
ただ2人が付き合ってるから自然と
自分と部長が一緒になるだけです。」
―――…やっぱりあたしは、
部長との約束が最優先されてしまう。