初彼 -ハツカレ-
「「じゃぁ…始めて下さい♪」」
彩貴の両腕をあたしと飛希が腕を組んで
動けないようにしてそぅ言った。
「で、結局何されたのよ」
「………最初は…、
『大丈夫だよー』って言ってくれて
頭、…撫でて、くれて……
何だかグルグルして…泣けてきて……
………そしたら……
抱き、しめて…くれて………っ///
その後……何だか…苛められた…///」
「ぃ、苛められたって…」
「何か…恐い話されたり…」
「檜野くん…そんな事するんだぁ…」
「何か意外…」
「しかも笑うし…///」
「檜野くん…;;」
「でもさっ」
「ん?」
飛希が明るく話し掛けて、
彩貴はキョトンっとした感じに返す。
「抱きしめられて、
嬉しかったでしょ??」
彩貴はその後に、
少し照れながらコクンッと頷いた。
「意地悪されてもいいから、
もぅ1度檜野くんに
抱きしめられたい……な………。」