初彼 -ハツカレ-
「「「久実(小泉)……キモイ…」」」
「…………えっ!?
何か言った!?」
「「「………。」」」
いつものメンバー↓
あたし・木積くん・飛希・彩貴
で、休憩時間に話をしていた。
っていうか自然に集まる。
今の席順が凄い事に、
前
木積くん 彩貴
あたし 飛希
になっている。
クラス内のバトミントン部が
そこに密集しているから凄い。
勉強も楽だし今の席が1番好きだ。
「そんなにいい事あったの?」
呆れながら木積くんがあたしに訊く。
「木積くん聞くぅ~~っ??」
「やっぱ辞める。」
「えーっ!!」
「「妥当な考えだ木積くん。」」
「えーっ;;」
そんな日々で、
あたし達も卒業式の準備とかで忙しくて
飛希とも少ししか話を出来てないけど、
きっと飛希も木場先輩といろいろあるんだ。
飛希も、
幸せになってほしいな…。
あたしはいっつも飛希達に
頼ってばっかりだから
あたしは我慢強くて
飛希や彩貴や木積くんにも、
頼られるような強い女になりたい。
頑張りたい。
あたしのためでもあるけど、
部長の負担は減らしたいし、
安心できる場所にもなりたい。
部長が自分から「会いたい」
って言えるような人になりたい。
幸せになりたいです。
こんな欲張りな願い、
叶わないかもしれないけど、
願いたいのです。
部長といたら、
願ってしまうんです。
幸せになりたいです。