初彼 -ハツカレ-




「「「久実(小泉)……キモイ…」」」

「…………えっ!?
何か言った!?」

「「「………。」」」


いつものメンバー↓
あたし・木積くん・飛希・彩貴

で、休憩時間に話をしていた。

っていうか自然に集まる。


今の席順が凄い事に、

    前
 木積くん 彩貴
 あたし  飛希

になっている。


クラス内のバトミントン部が

そこに密集しているから凄い。


勉強も楽だし今の席が1番好きだ。



「そんなにいい事あったの?」

呆れながら木積くんがあたしに訊く。

「木積くん聞くぅ~~っ??」

「やっぱ辞める。」

「えーっ!!」

「「妥当な考えだ木積くん。」」

「えーっ;;」

そんな日々で、

あたし達も卒業式の準備とかで忙しくて

飛希とも少ししか話を出来てないけど、

きっと飛希も木場先輩といろいろあるんだ。







飛希も、

幸せになってほしいな…。


あたしはいっつも飛希達に

頼ってばっかりだから

あたしは我慢強くて

飛希や彩貴や木積くんにも、

頼られるような強い女になりたい。

頑張りたい。

あたしのためでもあるけど、

部長の負担は減らしたいし、

安心できる場所にもなりたい。

部長が自分から「会いたい」
って言えるような人になりたい。

幸せになりたいです。


こんな欲張りな願い、

叶わないかもしれないけど、

願いたいのです。


部長といたら、

願ってしまうんです。



幸せになりたいです。






< 257 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop