初彼 -ハツカレ-
「会わないの??」
「会えないの。」
「何で??」
「妙な威圧感がある。」
「なにそれ(笑)」
「部長だからかな??
『電話しちゃいけない』って思っちゃう」
「あー確かにそれは分かるかも;;
真面目だもんね。
――――でも、」
「??」
「勇気出して電話とかメールとか
してみたら?
意外に大学始まったばっかりだから
部活とか早い時間に終わってるかもよ??」
何だか飛希が凄く思えた。
「やってもいいかな?」
「いいでしょ。
時には強気でいきなさい。」
「頑張ります」
「おしゃ頑張れ!!」
飛希がそぅ言うと、
あたしと飛希は笑った。
時には、
勇気を出して頑張ってみたいと思います。
いいよね。
メールぐらい、
してもいいよね……。
でも心はそぅ言って弱気なの。
不安でいっぱい。
もしメール帰ってこなかったら、…
とか考えると、
少し恐いんだ。