初彼 -ハツカレ-
「ぅ"ん〜〜っっ!!!!」
伸びをして、
まずは時計を見ると
朝の8時半だった。
「ぉら、起きろー」
部屋のドアがドンドンと大きな音を出す。
ガチャっと音がして部屋のドアが開いた。
入って来たのは亜樹。
入って来た亜樹はあたしを見て固まった。
「………。」
「?」
「………風呂」
「風呂?」
「風呂入れ馬鹿ぁーッッ!!!!」
亜樹の叫び声が響いた。
次の瞬間あたしは亜樹に腕を引かれて
部屋を出された。
「??」
あたしは亜樹に風呂場に閉じ込められた。
「ちょっと亜樹!?」
「15分で髪と体洗え」
「え??」
「いいから早く!!」
あたしは言われた通りに髪を洗おうとしたらいろんな髪がいろんな所へ跳ねていて驚いた。
あたしはできるだけ素早く丁寧に洗って出た。
下着はお母さんが出してくれたらしく置いてあった。
「ジャスト15分」
すでに中学の制服に着替えている亜樹は
持っていた携帯でそぅ言った。