初彼 -ハツカレ-
お風呂に入る時間になった。
「ねぇ飛希、ちょっと電話していい??」
「? いいけど??」
「じゃぁちょっと外行くね」
そぅ言って飛希の家を出た。
近くに団地があって、
そこの隣にある小さな公園に入った。
そこで、電話をかけたのは
――――――部長。
『もしもし?』
「ぁ、部長??」
『ん?』
「彩貴にね?……その、…言っていい??」
『岩本に?』
「ぅん。何だか…気になるから」
『………。』
「……。」
『いいよ。小泉の友達だし』
「本当!?」
『いいよ。後、木場にバレた;;』
「木場先輩に??」
『お前わかりやすいんだよって(笑)』