暖かいふとん【完結】
「はーい。おやすみ。」


しかし、
時間が経つにつれて、
ちあきは落ち着きをなくしていった。


布団の匂い。
アキラの匂い。

それは思いのほか、いい匂いだった。


アキラを男性と意識したのは始めてかもしれない。


徐々に鼓動が高鳴り始めたのが分かった。


乳房の先が固くなっていた。


ちあきは目を閉じながらそっと自分の下腹に指をはわせた。




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