愛してる…｡

優しい人

一週間後学校が終わり久々のﾊﾞｨﾄへ向かう。

事務所に行くと誰もいない。


私はまだ夏が終わっていないかのような暑さなのになぜか上下スエットだった。そのまま事務所の床に座り化粧をしていると…



ガラガラ!!!

｢ぉはょぅござぃまぁす!!｣
元気の良い高い声と同時に勢いよくドアが開いた。

私はドアに背を向けていたので振り返り開いたドアから入る夕日で目を少し細めた。

｢ぁｯｯごめん!!眩しいよね｡今閉めるからｯｯ｣

その人は藤原優さんだった。私が眩しそうにしたので気を使ってくれてカーテンまできっちり閉めてくれた。

｢ありがとうございます。｣

私はそれだけ言うとまた化粧をし始めた。