最後の恋。
「付き合ってるじゃない。どうしたの?」「いや、夢だったらどうしよう…って思うと落ち着かなくて、もうすぐ収録なんだけど、仁美さんに電話しよって思って、かけちゃいました。」「大丈夫だよ?ちゃんと付き合ってるよ。収録行っといで。好きだよ、雄介君。」うわぁぁぁ!!凄い恥ずかしいしぃ!! 「メッチャ嬉しいッス!ねねっ、もっかい言って下さいよ?好きのとこ!そしたら俺、頑張れるんで」可愛いかも。「好きだよ。雄介君。」恥ずかしい…。もぅ、二度と言えないし。「うっしゃあぁぁ!俺、頑張りますね。もうすぐ本番なんで。じゃあ、お休みなさい。仁美ちゃん。」プチッ。若者のノリは、付いて行くのがやっとだ…。 おばさんになった証拠だな…私。 カチャ…。 「ママぁ、パジャマ忘れちゃったぁ。 好きだよ。雄介君て、まさか今井雄介君なの!?」目をキンキラキンにして、満面の笑の花梨。てかいつから聞いてた!
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