最後の恋。
二日後、携帯が鳴る。この着メロは雄介だ! 急いで電話に出る私。恋する女子高生みたいに気持ちがウキウキしてる。「もしもし?仁美ちゃん?今井ですけど。今、電話いい!?」久しぶりに聞く声は、甘くて、ちょっとくすぐったい。 「いいよ。仕事お疲れ様だね。」と言うと「今から少し、出てこれないかなぁ。仕事、少し早い目に終わったんだ。車なんだけど、何処まで行けばいい!?」 ずっと待ってた言葉だ。 「何処にいるの? うちは○○町だけど。」「今、○○駅。」「すぐ近くだよ。うちから駅迄、10分位だから。構えたら行くよ。」「分かった。待ってますね。」
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