最後の恋。
ハァァ…。ため息を付いた時、携帯が鳴る。ボタンを押すと「おはようございます。今井です。すぐ近くなんだけど、行っていいかな?」これはお約束だろう。「いいとも!」そう答えると何も言ってくれない…。もしかしてハズした?私。「アハハ。超~ノリいいッスね。ビックリですよ。レアですよ。仁美ちゃん。」レアって…。もう言わないもんね。電話をきると台所でお茶の準備をする母。普段着よりちょい綺麗な格好。「手伝うよ。」