最後の恋。
お茶の準備が整った時、インターホンが鳴った。「キタァ~!雄介だぁ!花梨、出る。」そう言い終わると、鉄砲玉の様に玄関へ走って行った。「こんにちは。今井です。」「知ってるぅ~!V3のリーダーでおバカの今井雄介でしょお?あたしねぇ…「花梨!」後ろから声をかけたから、ビックリして体がビクンとなった。「花梨。初めて逢う人にそんな挨拶は無いでしょ!それと、年上の人を呼び捨てにしないの!」花梨の顔をジッと見ると「ごめんなさい。」彼の方を見て仕切り直し。「こんにちは。西野花梨です。初めまして。」ペコリと頭を下げると「初めまして。今井雄介です。挨拶上手だね。」ニッコリ笑って花梨の頭を撫でた。「いらっしゃい。上がって?」「お邪魔します。」