最後の恋。
「雄介君…。こんな気の強い娘と、お転婆な孫娘を宜しく頼むよ?」「はい。僕らの仕事は不安定で、ずっと仕事が有るかどうか分かりません。その事で仁美さんを不安にさせるかも分かりません…。お恥ずかしい限りです。男として。」「それは、君を好きになった時点で覚悟は出来てたんじゃないのかい?」私を見る父に、小さく頷く私。そんな私を見て、優しく微笑む彼。
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