最後の恋。
「ちょうだい?」私の耳元で囁く。熱い息がかかるから、ゾクッとした。「今日は有難う…。」そう言って雄介君の唇に触れた。「そろそろ戻らないと…。」唇を離して雄介君が私の体から腕を外した。「そうだね。」くっついてた体が離れて、雄介君が洗面所から出た。
< 136 / 179 >

この作品をシェア

pagetop